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2006年07月27日(木) 00時00分

輸入再開を決定 米産牛肉 東京新聞

 農林水産省は二十七日、牛海綿状脳症(BSE)対策本部(本部長・宮腰光寛副大臣)を開き、脊柱(せきちゅう)の混入で今年一月に止まった米国産牛肉の輸入を、約半年ぶりに再開することを正式決定した。厚生労働省も同日、再開を正式決定。政府は同日午後、内閣府食品安全委員会に決定を報告した後、米国に連絡する。

 米国に通知後、現地の三十四食肉処理施設で日本向け牛肉の食肉処理が解禁される。八月初めにも、実際の輸入が始まる見通しだ。

 冒頭、宮腰副大臣は「輸入手続き再開にあたり、消費者の理解と信頼を得るよう対処することが大変重要」と指摘。

 厚労、農水両省は現地調査の結果、対日輸出認定を受けた米食肉処理施設三十五カ所のうち、企業合併で作業手順書の変更手続きをしている一施設からは輸入を認めず、手順書が整ったことを確認してから再開する方針。

 今年一月の輸入停止に伴い、日本の港湾などに保管されたままの米国産牛肉(約一千トン)が当初は輸入再開後の「第一号」になる見通しだった。しかし自民党の反発で、保管牛肉は再開後三カ月程度、実際の輸入状況を見てから輸入を認める方針に改めた。

 両省は二十八日に消費者向け説明会を東京と大阪で実施し、調査結果などを報告する。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20060727/eve_____sei_____001.shtml