悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年07月26日(水) 11時11分

加藤被告、起訴事実おおむね認める アイ・メンタル事件朝日新聞

 名古屋市北区の引きこもり自立支援施設「アイ・メンタルスクール」に入寮していた男性(当時26)が死亡した事件で、逮捕監禁致死の罪に問われた無職加藤大典(ひろのり)被告(25)の初公判が26日、名古屋地裁で開かれた。加藤被告は罪状認否で「全体としては間違いない」と述べ、起訴事実をおおむね認めた。

 この事件ではほかに、施設を運営していたNPO法人(解散)元代表理事の杉浦昌子被告(49)と元施設職員ら計4人が同罪で起訴されている。4人の初公判は28日に開かれる。

 起訴状によると、加藤被告は杉浦被告らと共謀し、今年4月14日午前4時45分ごろ、東京都世田谷区の男性の自宅マンションで就寝中の男性の両手足に手錠をかけるなどして車に乗せ、座席の床に押し付けるなどして名古屋市北区芳野3丁目の寮まで移動。寮では同月18日午前8時ごろまで鎖で柱につなぐなどして拘束し、これらの行為で受けた傷などで誘発された急性腎不全により、男性を死亡させたとされる。

 加藤被告は「鎖などを使って監禁するとは思っていなかった。自分がかかわったのは東京から寮まで連れてくるところで、寮に着いてからのことは知らない」と述べた。

 加藤被告は、杉浦被告の次男で元施設職員幸隆被告(24)の友人で、中学、高校の同級生。検察側は冒頭陳述で、加藤被告が幸隆被告らの依頼を受け、05年夏以降、7回ぐらい入寮者の連れ出しに加わり、その都度謝礼を得ていたと指摘した。

 一方、杉浦被告と幸隆被告の弁護人は、両被告が28日の初公判で起訴事実を認める方針であることを明らかにした。

http://www.asahi.com/national/update/0726/NGY200607260004.html