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2006年07月26日(水) 12時35分

インターネット賭博サイトの BETonSPORTS、拘留中の CEO を解任japan.internet.com

米国捜査当局が、イギリスの上場会社で世界最大級のインターネット賭博サイトを運営する BETonSPORTS の CEO (最高経営責任者) David Carruthers 容疑者を拘束したのは先週のことだった。

そして BETonSPORTS は25日、Carruthers 容疑者を解任した。

BETonSPORTS は声明で「今回の処置は、Carruthers 氏が米当局に拘束され続けている状況を受けて取ったものだ」とし、「米政府に身柄を拘束されている間、彼が職務を果たせないことは明白だ。さらに、当社は今のところ Carruthers 氏と接見することもできていない」と述べた。

連邦検察は今月、Carruthers 容疑者、BETonSPORTS および同社創立者 Gary Kaplan 容疑者を含む個人11名と企業4社を、22の罪状で起訴した。

米司法省 (DoJ) は、BETonSPORTS が米国市民に電話やインターネットを通じて、スポーツ賭博をさせ、米国法に違反したと主張している。

Carruthers 容疑者は告発を受けた中で、拘留されている唯一の人物だ。米捜査当局は16日、Carruthers 容疑者がイギリスからコスタリカに向かう途中、経由地として立ち寄ったテキサス州のダラスフォートワース空港で、同容疑者の身柄を拘束した。コスタリカは、BETonSPORTS がインターネット賭博サイトを運営している国だ。

米当局の命令により、現在 BETonSPORTS は、所有する様々な国際ギャンブルサイトについて、米国内からの接続を完全に遮断している。

インターネット賭博について米下院は11日、米国人のインターネット賭博参加を厳しく取り締まる法案『Internet Gambling Prohibition and Enforcement Act』(H.R. 4411) を、圧倒的多数で 可決 している。同法案は、米国の司法権が及ばない他国に拠点を置く推定2300の賭博サイトに関して、銀行やクレジットカード会社によるこれらサイトでの決済を規制するものだ。同法案は、現行の連邦法『Wire Act』の適用範囲を拡げ、スポーツ賭博からポーカーサイトにいたるまで、あらゆる形のオンライン賭博を禁ずる。Wire Act は1960年代初めに成立した連邦法で、電話による賭博行為を禁じている。



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(japan.internet.com) - 7月26日12時35分更新

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