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2006年07月22日(土) 17時47分

5カ月前にも中毒死? 北見の同じアパートで朝日新聞

 パロマ工業製のガス湯沸かし器による一酸化炭素中毒事故で、北海道北見市内のアパートで89年4月に起きた死亡事故(2人死亡)の5カ月前に、同じ部屋に当時住んでいた別の男性(当時29)が浴槽で死亡していたことがわかった。北見署は「入浴中に心臓発作でおぼれ死んだ」として処理したが、男性の両親がガス湯沸かし器による一酸化炭素中毒死との疑いを強め、当時、同署に再捜査を求めていた。

 男性は学習塾講師をしていた斎藤慎也さん。父の武雄さん(74)と母よしみさん(68)によると、慎也さんは88年11月21日夕方、浴槽で遺体で見つかった。検視の結果によると、前日の20日午後11時ごろ死亡したという。

 両親によるとガス湯沸かし器はパロマ製。慎也さんを最初に見つけた同僚は「慎也さんは顔を水につけていなかった」と話し、浴室の洗い場には吐いたあとがあった。慎也さんの遺体は司法解剖されなかったという。

 両親は、現時点では再捜査を求めたり訴訟を起こしたりする予定はないが「パロマは中毒死を認めて謝罪してほしい」と訴えている。

 北海道警幹部は「パロマの過去の事件については調査中」と話している。

http://www.asahi.com/national/update/0722/TKY200607220479.html