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2006年07月20日(木) 08時02分

パロマ事故 立件視野に聴取 即死状態 CO排出再現実験産経新聞

 パロマ工業製のガス瞬間湯沸かし器による一酸化炭素(CO)中毒死事故で、警視庁捜査1課は19日、昨年11月に東京都港区で大学1年生、上嶋浩幸さん=当時(18)=が死亡した事故について、事故器を使用した再現実験などの実況見分を行った。不正改造がすでに判明しており、捜査1課は業務上過失致死容疑での立件を視野に、パロマ工業幹部ら関係者の事情聴取を進めている。
 調べでは、上嶋さんは昨年11月28日、自宅マンションの布団の上でCO中毒死しているのが見つかった。排気ファンのコンセントが抜け、湯沸かし器が稼働してガスが2時間以上放出されていたことを示す屋外のガスメーターが点滅。正常に安全装置が作動していれば、コンセントが抜けた状態ではガスが供給されないことから、配線の不正改造が行われていた。
 捜査1課は鑑定のため取り外していた事故器を上嶋さんが死亡したマンションに持ち込み、再現実験した。事故当時、上嶋さんの室内では通常の400倍の高濃度COが検出され即死状態だったことが分かっており、実験ではCOがどの程度排出されたか調べた。20日も実験を継続し、400倍のCOが発生するまでの時間などを確認する。
 上嶋さんの事故は業務上過失致死罪の公訴時効(5年)になっていない唯一のケース。
(産経新聞) - 7月20日8時2分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060720-00000008-san-soci