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2006年07月19日(水) 15時55分

パロマ事故器、3分でCO濃度致死量に…警視庁実験読売新聞

 パロマ工業製の瞬間湯沸かし器による一酸化炭素(CO)中毒事故のうち、1996年3月に東京都港区赤坂で起きた死亡事故について、警視庁捜査1課が、現場にあった湯沸かし器を使って再現実験を行った結果、室内のCO濃度が、不完全燃焼を起こしてから3分程度で致死量に達していたことが、19日わかった。

 昨年11月の同区南麻布の死亡事故の再現実験でも、通常の約400倍の濃度のCOが検出された。同課は、パロマ工業や販売元のパロマが、自社製品が引き起こすCO中毒の危険性をどこまで認識していたか、両社の幹部から事情を聞くなど、業務上過失致死容疑での立件を視野に捜査を進めている。

 96年3月に赤坂のワンルームマンションで山根敦さん(当時21歳)が死亡しているのが見つかった事故では、行政解剖を担当した東京都監察医務院が山根さんの血液を調べた結果、血中のCO濃度が82・18%に上っていた。血中のCO濃度は70%以上で死に至るとされ、死因の所見も「一酸化炭素中毒」だった。
(読売新聞) - 7月19日15時55分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060719-00000105-yom-soci