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2006年07月19日(水) 10時06分

パロマ事故 85〜05年に27件、20人死亡…会見で毎日新聞

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湯沸かし器の事故について会見し、頭を下げる(右から)小林敏宏パロマ工業社長、小林弘明パロマ社長=名古屋市瑞穂区のパロマ本社で18日午後5時35分、大竹禎之写す    パロマ工業(名古屋市)製の瞬間湯沸かし器による一酸化炭素中毒事故で、同社と親会社のパロマ(同)は18日、記者会見し、これまでに発表していた分と合わせ、1985〜05年に事故が27件発生し、20人が死亡していたと発表した。安全装置が不正改造されていない機器の事故も4件含まれていた。パロマは一連の事故について初めて謝罪。パロマ工業の小林敏宏社長は対象機種の点検終了後、引責辞任すると表明した。
 パロマは14日、80年から89年に製造した屋内設置型の「半密閉式瞬間湯沸器」4機種で17件の事故が発生し、15人が死亡したと発表していたが、その後の調査で、同じ機種から新たに秋田、福岡など5都道県で10件の事故と死者5人が判明した。これで事故は8都道府県に拡大した。
 また、27件のうち、機器の劣化で制御基盤内のはんだが割れ、安全装置が作動しなくなったことによる事故が4件あり、6人が軽症となっていたことが分かった。同社は14日の会見で「製品自体に問題はなく、事故は不正改造が原因」と発表していた。不正改造以外の事故の発覚について同社は「14日は情報不足だった。いずれも10年以上使用されており、機器の劣化は止めようがない。当時としては最善の設計だった」と釈明した。
 パロマ工業の小林敏宏社長は、24年間パロマの社長を務め、昨年秋に長男の弘明氏に社長を譲り、会長に就任した。パロマ社長にはいずれも創業者一族がついており、現弘明社長で4代目。
 同社は、専用相談窓口(0120・314・552)への情報提供を呼びかけるとともに、点検対象の7機種は無償交換する。
 対象機種は次の通り。PH−81F▽PH−82F▽PH−101F▽PH−102F▽PH−131F▽PH−132F▽PH−161F【中井正裕】
(毎日新聞) - 7月19日10時6分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060719-00000000-maip-soci