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2006年07月18日(火) 22時01分

死者20人に=湯沸かし器事故、経年劣化も原因−責任認め、会長は辞意・パロマ時事通信

 パロマ(名古屋市)は18日、同社が販売した瞬間湯沸かし器で1985年から2005年までに一酸化炭素(CO)中毒死事故が相次いだ問題で、事故原因に関する調査結果を発表した。死者は14日の経済産業省公表時より5人増え20人に、件数も10件増え27件となった。同社はこれまで不正改造が事故の原因と説明してきたが、経年変化による安全装置の劣化が原因の事故もあったことを明らかにした。不正改造の指示について同社は「一切ない」と断言した。
 小林弘明社長は会見で「経営者としての認識の甘さがあり、申し訳なく思う」と謝罪するとともに「解決に全力を尽くす」と述べ、信頼回復に努める考えを強調した。小林社長はこれまで、修理業者による安全装置の不正改造が原因として、同社の責任を明言していなかった。
 今回の事故を受けて、81年3月から約24年間社長を務めた小林敏宏会長は「消費者の安全確保が完了したら進退を考える」と語り、辞意を表明した。同会長は湯沸かし器の製造会社パロマ工業の社長も務めている。 
(時事通信) - 7月18日22時1分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060718-00000072-jij-soci