2006年07月16日(日) 00時00分

パロマ同機種、道内台数 分からず（朝日新聞）

　パロマ工業（名古屋市）製の瞬間湯沸かし器による一酸化炭素中毒事故で、１５人中７人の死者が出た道内でも１５日、パロマ北海道支店（札幌市北区）が事故があった湯沸かし器と同機種の点検を始めた。該当機種は全国で約２６万台販売された。だが、道内に現在何台あるのか、同支店は把握できていない。客からの申し出をもとに対応しているのが現状だ。

　事故があったのは２０年近く前の機種。パロマ本社によると、該当機種を何台製造したかの記録は残っているが、販売代理店に売った記録は処分して残っていないという。このため、ガス器具の定期点検を行っている北海道ガスなどガス事業者から、該当機種がどこに設置されているのかについての情報提供を受け、来週中にも正確な数を把握したいという。

　同支店には、同日午後６時半の業務終了までに１７４件の問い合わせがあった。この日は２０件の点検を終え、このうち該当機種の１３件に異常はなかった。今後も客と時間を調整し、順次点検を進めるという。

http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000607160006