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2006年07月15日(土) 02時51分

パロマ製湯沸かし器 15人CO中毒死 排気ファン不良 警視庁捜査産経新聞

 パロマ工業(名古屋市)が製造したガス瞬間湯沸かし器で昭和60年以降、東京や北海道など6都道府県で一酸化炭素(CO)中毒事故が相次ぎ計15人が死亡、19人が重軽傷を負っていたことが14日分かった。経済産業省は同日、同社と全国の都市ガス・LPガス事業者に点検と必要な改修を行うよう指示。昨年11月には東京都港区で男子大学生=当時(18)=がCO中毒死し、製造過程のミスや不正改造があった疑いもあるとして警視庁が業務上過失致死容疑で捜査している。
 CO中毒事故が相次いだのはパロマ工業が昭和55年4月から平成元年7月に製造したPH−81F、PH−101F、PH−102F、PH−131Fの4機種。台所など室内に設置し、排気は屋外に排出するタイプで、昨年11月までに6都道府県で計17件の事故が報告されていた。
 経産省によると、排気ファンの作動不良で不完全燃焼が起こり、COが室内に充満したことが原因。このうち5件では、排気ファンの異常時にガスの供給を止める安全装置の電気配線が改造され、安全装置が作動しなかったとみられている。8年に港区で男性=当時(21)=が死亡した事故でも警視庁で鑑定した結果、制御装置に不具合があることが判明、ほかの16件でも同様の不具合があった可能性があるとみて調べている。
 経産省は、構造が類似しているPH−82F、PH−132F、PH−161Fを加えた計7機種の一斉点検を指示。パロマ工業には今月中に報告書を提出するよう命じた。7機種は全国で約26万台が出荷され、すでに生産を終了している。主な相談窓口は以下の通り。パロマ工業(フリーダイヤル)フリーダイヤル0120・314・552▽経済産業省製品安全課TEL03・3501・4707。
(産経新聞) - 7月15日2時51分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060715-00000000-san-soci