2006年07月15日(土) 14時01分
配線取り付け、改造＝96年港区のCO事故死−パロマ湯沸かし器問題・警視庁（時事通信）
パロマ（名古屋市）が販売した瞬間湯沸かし器4機種で、一酸化炭素（CO）中毒が発生、15人が死亡した問題で、1996年3月に東京都港区内のマンションで21歳の男性が死亡する原因となったパロマ工業製湯沸かし器には、出荷時とは別に配線が取り付けられる改造が施されていたことが15日、警視庁捜査1課の調べで分かった。
同課は、この改造が結果的に排気ファンの動作不良による不完全燃焼を招き、高濃度のCOが発生した可能性があるとみて捜査している。
このケースは、パロマ側などに一連の死亡事故を公表させるきっかけとなった事故で、男性の母親が今年3月、「原因を究明してほしい」と要望。同課が保存されていた湯沸かし器を鑑定するなど再捜査を進めていた。
（時事通信） - 7月15日14時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060715-00000045-jij-soci