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2006年07月15日(土) 11時19分

<パロマ>96年死亡事故の再捜査から発覚 警視庁毎日新聞

 パロマ工業(名古屋市)製瞬間湯沸かし器で一酸化炭素中毒事故が多発した問題は、警視庁捜査1課が96年に東京都港区で起きた死亡事故について再捜査を始めたのをきっかけに発覚したことが分かった。業務上過失致死罪の公訴時効(5年)が過ぎているが、遺族の要望を受けて機器を鑑定した結果、異常が見つかり、今月6日に経済産業省に対応を求めた。
 同社製に絡む一連の死亡事故は、都内では01年1月4日に新宿区、05年11月28日に港区でも発生している。同課はこの2件の解明も進めており、うち時効にかからない05年の港区の事故については業務上過失致死容疑での立件を視野に捜査を進めている。
 同課によると、96年3月18日、東京都港区の1DKアパートで、1人暮らしの男性(当時21歳)が死亡しているのを友人が発見。死後1カ月経過しており、死因は一酸化炭素中毒とみられた。しかし死亡推定時期にはすでに料金未納を理由に電気が止められ、排気ファンが使えない状態だったことなどから機器の異常を疑う状況ではなかったという。
 今年3月、母親が同課に「息子が死亡した原因を究明してほしい」と訴えた。業務上過失致死罪の公訴時効(5年)が過ぎていたが、同課は6月に再捜査を開始、機器を鑑定したところ、コントロールボックスに異常が見つかり、排気ファンの動作不良による不完全燃焼で高濃度の一酸化炭素が発生することが分かった。
 一方、同課が立件を視野に捜査しているのは、05年11月28日に同区南麻布3の男子大学生(当時18歳)が自宅で死亡した事故。一酸化炭素中毒の疑いとされ、同社製の湯沸かし器を使っていた。
(毎日新聞) - 7月15日11時19分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060715-00000029-mai-soci