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2006年07月14日(金) 23時01分

原因は不正改造、製品に問題なし=ガス機器事故でパロマ社長時事通信

 パロマ(名古屋市)の小林弘明社長は14日、同社が販売した湯沸かし器の動作不良で死亡事故が相次いだ問題について、名古屋市内で記者会見した。小林社長は「事故原因は不正改造」とし、製品自体に問題はなかったと主張した。さらに、不正改造(危険を伴う不適切な応急措置など)に同社関係者がかかわった事実はないと強調した。
 同社は今回、発生した死傷事故17件のうち6件について不正改造を確認(経済産業省は5件確認)しており、他の事故も早急に調べる方針。不正改造の理由は、故障した機器を根本修理せずに使い続ける「延命目的」だと見られるという。
 事故があった製品は、異常発生時に自動でガスを止める安全装置付き。老朽化などで排気ファンが故障するとガスが止まるはずだったが、改造で安全装置の機能が止められたとしている。改造作業はむき出しの端子を針金でつなぐだけで済み、専門知識のない人にも可能だった。小林社長は「開発時、改造されることまで想像力を持てなかった」と弁明した。
 会見の説明では、1991年自社製品での事故に気付き、92年に修理を手掛ける可能性のある業界へ注意喚起。ただ、それまでに類似の事故がなかったかや、以後の継続的な調査は怠っており、対応が十分だったか疑問が残った。 
(時事通信) - 7月14日23時1分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060714-00000159-jij-soci