2006年07月11日(火) 17時24分
格安DVD販売認める 53年以前は著作権消滅(共同通信)
映画「ローマの休日」などの格安DVD販売で著作権を侵害されたとして、米国の映画会社パラマウント・ピクチャーズ・コーポレーションが東京のDVD製造・販売会社ファーストトレーディングに販売差し止めを求めた仮処分の決定で、東京地裁は11日、パラマウント側の申し立てを却下した。
高部真規子裁判長は決定理由で「ローマの休日」など1953年に公開された映画の著作権について、2003年末で消滅しているとの判断を示した。
53年以前の作品の格安販売を認めた今回の判断は、業界に大きな影響を与えそうだ。 04年1月1日に施行された改正著作権法は、映画の保護期間を50年から70年に延長。53年に公開された映画の著作権は03年末で消滅したのか、保護期間が20年延長されたのかが争点になっていた。
(共同通信) - 7月11日17時24分更新
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