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2006年07月11日(火) 00時00分

携帯電話 充電器規格、業界統一へ 東京新聞

 機種によって規格が異なる携帯電話の充電器について、携帯事業者や機器メーカーの業界団体が協力して、第四世代の携帯電話の導入が本格化する二〇一〇年をめどに規格統一する方針を報告書にまとめ、経済産業省に伝えたことが十一日、明らかになった。

 経産省も業界団体の取り組みを全面的に後押しする考え。規格統一が実現すれば、携帯電話を買い替えても同じ充電器を継続して使えるようになり、違う事業者の携帯を使っている家族でも充電器を相互利用することが可能になる。

 現在の携帯電話はNTTドコモやKDDI、ボーダフォンといった通信事業者ごとに取り付け口の規格が違い、専用の充電器が必要。利用者からは無駄が多く、不便との声が寄せられていた。

 業界団体は、超高速通信が可能になる第四世代の携帯電話を対象に充電器の規格を統一する技術基準を作成し、各事業者やメーカーが強制的に同じ規格を採用する仕組みの導入を検討している。第四世代導入が本格化し、多くの利用者が携帯を買い替えるとみられる一〇年をめどに、事業者の枠を超えた規格統一を目指す考えだ。

 ドコモなど携帯電話事業者と携帯電話メーカーによる検討会で規格統一の方針をまとめ、それぞれの業界団体の電気通信事業者協会と情報通信ネットワーク産業協会が共同で経産省に報告書を提出した。

 ただ日本国内だけで規格を統一した場合、海外メーカー製の携帯電話に参入障壁を設けることになりかねず、国際的なルールの調整も必要となる。韓国では法律で規格が統一されているものの、欧米では充電器の規格は共通化されてない。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20060711/eve_____kei_____000.shtml