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2006年07月08日(土) 12時37分

【香港】さらばスパムメール、懲役・罰金で対策強化サーチナ・中国情報局

 香港ではパソコンのメールや携帯電話のSMS(ショート・メッセージ・サービス)を利用して受信者が望まない情報を送りつける行為に対する規制が強化される見通しだ。香港特区政府が運営する香港政府新聞網が伝えた。

 香港では「スパムメール等対策法」の草案が12日に立法会に提出される見通し。同法が対象としているのは、パソコンのメール、SMS、ファックスなど。電話でのセールス勧誘は「中小企業への影響が大きい」として除外された。

 草案はメールなどの情報を発信する際に送信者の氏名、住所、アドレスなどを明記することを義務化している。

 SMSやファックスで送られてくる情報の受け取りを拒否したい人は政府が作成するリストに登録する。政府は送信をやめるよう送り先に勧告する。

 草案は勧告に従わなかったケースに対して、罰金を科すことにしている。最初の違反行為への罰金は最高で10万香港ドル。2回目は最高で50万香港ドルで、それ以降は1日当たり1000香港ドルが科せられる。勧告を受けた送り先が受信拒否者の個人情報を悪用した場合には、最高で懲役5年もしくは罰金100万香港ドルが科せられる。

 2005年において香港電信局に寄せられた苦情は、セールス勧誘の電話が3622件、ファックスが1274件、SMSが43件、メールが117件となっており、対策が急務となっている。(編集担当:菅原大輔)

(サーチナ・中国情報局) - 7月8日12時37分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060708-00000000-scn-sci