2006年07月07日(金) 13時01分
バナナに針混入、全国で6件＝いたずらか、警察に届け出−ドール社（時事通信）
青果生産販売大手「ドール」（東京都千代田区）がフィリピンから輸入、販売したバナナから縫い針が全国で6件見つかったことが7日、分かった。同社は何者かが混入した可能性があるとみて埼玉県警に通報するとともに、同じ船で輸入したバナナなど計約270トンを回収した。
同社によると、6月28日に北海道室蘭市と愛知県春日井市の小売店で販売されたバナナから、それぞれ2本ずつ縫い針が見つかった。同29日には埼玉県深谷市などの小売店計3店舗、翌30日には、同県小川町の小売店で同様のバナナが見つかった。いずれも針は長さ約3．5センチで、先端から挿入されていた。購入した消費者が気付き、けがはなかった。
針が見つかったバナナは、いずれもフィリピンで栽培され、6月15〜17日に東京港と名古屋港に到着した計約83トンの一部。同社は、到着後に金属探知機で検査するなど警戒を強化した。
（時事通信） - 7月7日13時1分更新
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