2006年07月04日(火) 17時26分

３被告に懲役１４—１２年　詐欺団の仲間割れリンチ死（産経新聞）

　架空請求詐欺グループの仲間割れから男性４人がリンチを受け死亡した事件で、被害者の１人に対する傷害致死罪などに問われた３被告の判決公判で、千葉地裁は４日、無職、戸田一哉（２６）、同、小川哲平（２７）両被告に懲役１４年（求刑懲役１６年）、同、出頭辰巳被告（２８）に懲役１２年（求刑懲役１４年）を言い渡した。

　判決理由で山口雅高裁判長は「産業廃棄物とともにごみ同然に土に埋められるなど被害者は死後も尊厳を奪われた」と述べた。

　判決によると、３被告はグループリーダーの清水大志被告（２７）＝殺人罪などで起訴＝らと共謀。平成１６年１０月、詐欺などによる収益金を奪おうとした仲間の男性４人を監禁し、うち不動産会社社員の男性＝当時（３１）＝に熱湯をかけるなど激しい暴行を加えて死亡させた。

　さらに、この男性と清水被告らが殺害したとされる３人の計４遺体を茨城県小川町（現小美玉市）の空き地に埋めた。

(07/04 17:26)

http://www.sankei.co.jp/news/060704/sha075.htm