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2006年07月03日(月) 13時29分

午後に論告求刑  ウィニー事件 京都地裁公判京都新聞

 ファイル共有ソフト「Winny(ウィニー)」による著作権侵害事件で、著作権法違反ほう助罪に問われた開発者の元東京大助手金子勇被告(35)の論告求刑公判が3日午後、京都地裁(氷室真裁判長)で開かれる。著作物の違法流通を助けたとして、ソフト開発者に刑事責任を問うた異例の裁判は大詰めを迎えた。
 起訴状などによると、金子被告はウィニーを開発し、自分のホームページで2002年5月に公開。群馬県の会社員ら2人にウィニーを提供し、映画データなど著作物の違法公開を助けた、とされる。
 ウィニーは、サーバーを介さず個人のパソコン同士で音楽や映像のファイルをやりとりできるソフト。公判では、ウィニーを開発、提供した金子被告に著作権侵害を助ける意図があったどうかをめぐって、検察、弁護側が激しく争っている。
 検察は▽任意捜査の段階で自供▽違法性の認識を示すインターネット掲示板への書き込み−などを挙げて「違法なコピーをまん延させる意図は明白だ」と指摘。
 弁護側は▽ウィニーはデータ通信の効率性を最優先したソフト▽匿名性の技術は検挙されないためではなく、電話の通信の秘密と同じ−と、技術面の分析を通して被告に著作権侵害の意図がないことを主張し、無罪を訴えている。
(京都新聞) - 7月3日13時29分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060703-00000017-kyt-l26