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2006年07月01日(土) 14時51分

シ社エレベータートラブル ヒューズ切れ原因 仙台河北新報

 仙台市青葉区国分町2丁目のテナントビル兼マンション「WAVE88」で6月30日夜、シンドラーエレベータ社(東京)製のエレベーターに住民の男性(25)が約40分間閉じ込められたトラブルで、エレベーターの故障の原因は開閉装置のヒューズ切れとみられることが1日、分かった。

 シンドラー社によると、トラブル直後、ビル屋上の機械室で開閉装置のヒューズが切れていたのを修理担当者が見つけ、ヒューズを交換した。1日午前6時ごろ、運転を再開した。エレベーターは1988年製。同社によると、6月24日に国土交通省の依頼で点検し、異常はなかったという。

 ビル入居者は「数年前にエレベーターが止まったことが2回あった」と話しているが、同社は過去のトラブルについて「調査中」としている。
 同社は1日にも自主点検する方針で、同日午前11時ごろ、エレベーターを再び止めた。

 ビルにはシンドラー社の仙台支社が入居している。本社の担当者は仙台支社のドア越しに取材に応じ、「大変申し訳なく思っている。対応したいが、人出が足りない。早期に住民の方々に説明したい」と話した。

 仙台中央署などの調べでは、男性は6階からエレベーターで1階に降りるため1人で乗ったが、扉が閉まった後に動かなくなった。気分が悪くなって救出後に病院に運ばれたが、回復したという。

 男性は「閉じ込められて非常ボタンを押したが反応がなく、このまま1階に落ちるのではないかと恐ろしくなり、助けてと叫び続けた。暑い上に空気が薄くなったように感じて具合が悪くなった」と振り返った。

 シンドラー社の社員は1日午前11時ごろ、男性に謝罪した。男性は「仙台支社が入っているエレベーターなのでここぐらいは安全だと思っていたが、裏切られた気分。対応も遅い」と怒りをあらわにした。
(河北新報) - 7月1日14時51分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060701-00000012-khk-toh