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2006年06月28日(水) 00時00分

【広域】 “貸します詐欺”県内で被害急増 今年1〜5月で7491万円 東京新聞

 無担保や低金利で金を融資すると偽り、保証金などの名目で金をだまし取る融資保証金詐欺(貸します詐欺)の被害が相次いでいる。上田市で会社役員の女性(38)が被害に遭った事件は、被害額が県内で最も多い4700万円。県内では3年ほど前から被害が出始め、昨年に急増。ほかに借りる先がない多重債務者のほか、資金繰りに苦しむ中小企業も狙われている。

 県警捜査2課によると貸します詐欺の昨年1年間の被害認知件数は、前年の2・8倍の223件、被害額は3・3倍の1億9387万円。今年1−5月末は、昨年同期より24件少ない67件だが、被害額は既に7491万円に上っている。

 勧誘文書は、ダイレクトメールやファクス、メールで送り付けられる。正当な業者を装うため、実在する金融機関名に似せた名称を名乗ったり、行政機関の認可を得ているという虚偽の記載をしたりしている。融資をする前に「信用を確認するため」「一時保険金に加入するため」などといった名目で、何度も金を振り込ませるのが手口だ。

 上田市の事件では、融資されないことを不審に思い女性が抗議したが、犯人は、それまでの預託金を取り戻そうとする被害者の心理を突き、キャンセル料の口実で、さらにだまし取っていた。

 被害件数が多いのは個人だが、被害額が大きくなるのは事業者。上田署は「おいしい融資話には、必ず裏がある」と注意を呼び掛けている。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/ngn/20060628/lcl_____ngn_____001.shtml