2006年06月19日(月) 20時13分

ノキアとシーメンス、通信機器事業を統合（朝日新聞）

　携帯電話端末で世界最大手のノキア（フィンランド）は１９日、ドイツの電機大手シーメンスと折半出資で新会社を設立し、通信機器部門を統合すると発表した。携帯電話、固定電話、インターネット接続などのサービスの融合や、電話会社の再編が進み、設備メーカーとして研究開発や営業で規模のメリットを追求するのが狙い。ノキアの携帯端末の事業は本体に残す。

　統合新会社「ノキア・シーメンス・ネットワークス」は、年間売上高１５８億ユーロ（約２兆３千億円）を見込み、コスト削減などで年１５億ユーロ（約２２００億円）の統合効果を期待しているという。本社はヘルシンキに置き、経営トップはノキアが出す。

　通信機器では、仏大手アルカテルと米大手ルーセント・テクノロジーズが４月に合併で合意。設備メーカーの再編機運が高まっている。

http://www.asahi.com/business/update/0619/126.html