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2006年06月16日(金) 03時08分

<W杯チケット>観戦ツアー中止のマックス社が破産申し立て毎日新聞

 サッカー・ワールドカップ(W杯)のチケットを入手できず、観戦ツアーを中止した「マックスエアサービス」(東京都千代田区、指田清一社長)は、東京地裁に自己破産を申し立てるなどの法的手続きを取る方針を固めた。週明けにも手続きに入る。ツアー申込者への全額返済ができないことがほぼ確実になった。
 関係者によると、マ社はツアーで約2億5000万円を集めた。マ社がチケットを手配していた「中国国際体育旅游公司」からは、約3000万円が戻る見込みだ。現在同社には約5000万円の資金があるが、金融機関などからの負債もある。申し立てが認められて破産宣告を受けると、破産管財人が資産を分配するが、申込者への全額返済は困難だ。
 一方、日本旅行業協会に加盟している旅行代理店は、ツアー申込客に対して「弁済業務保証金制度」に基づき、一定額の弁済金を受けられる。マ社の場合7000万円受けられる。この金は、申込者への弁済のみに使われることになっているため、全申込者へは少なくとも計7000万円は戻る計算だ。
 指田社長の5日の会見では、ツアー申込者は866人で、うちホテル代などを含めたパックツアーは602人、滞在費の個人負担での申し込みは264人としている。
 指田社長は「航空チケットやホテル代などがどれほど戻ってくるか見通しが立たない。また、公司もすぐに賠償請求に応じるとも思えず、主催旅行の顧客にツアー代金全額を支払うことができないので、法的手続きをとることになった」と話している。【永井大介】
(毎日新聞) - 6月16日3時8分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060616-00000009-mai-soci