2006年06月15日(木) 11時42分
閉じ込めなど不具合56件 長野県内シ社エレベーター(中日新聞)
【長野県】東京都港区のエレベーター死亡事故に関連し、県内の「シンドラーエレベータ」社製品を調べてきた県は14日、調査結果をまとめ、停止位置がずれたり、扉が開閉しないなどの不具合がこれまでに56件あったことを明らかにした。いずれも不具合の直後に点検や修理を済ませており、現在は正常に作動している。
調査結果によると、同社製品は工場や事務所など46施設にあり、人が乗るエレベーター46基、荷物運搬用16基だった。
不具合があったのはこのうち20基で、1972年から2006年4月にかけて起こった。件数ではエレベーターの扉が開かなかったのが35件、停止時に床と段差ができたのが10件、昇降途中で止まったのが7件−など。
中には15分間、内部に閉じこめられた事例もあった。いずれもけが人はなかった。
県は、シンドラーエレベータに対して、不具合のあった施設を緊急点検するよう求めたほか、施設の管理者にも維持管理の徹底を要請した。(加藤弘二)
(中日新聞) - 6月15日11時42分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060615-00000002-cnc-l20