2006年06月14日(水) 16時00分

シンドラー社エレベーター：県公社の１基、緊急点検で異常なし　／福井（毎日新聞）

　◇６３項目調査、継続使用−−福井の共同住宅
　東京都港区のマンションで高校生がエレベーターに挟まれ死亡した事故を受け、福井県住宅供給公社は１３日、公社の５階建て共同住宅＝福井市運動公園１＝で、「シンドラーエレベータ」（東京都江東区）が管理する１基を緊急点検した。異常はなく、継続使用する。
　同公社が管理する共同住宅で、シ社の製造及び管理するエレベーターはこの１基しかない。公社によると、点検したエレベーターは１９６８年に旧日本エレベーター工業が製造し、９１年からシ社が管理業務を引き継いでいる。
　公社職員３人が立ち会い、シ社金沢営業所の所員２人が停止スイッチや扉センサー、ブレーキの作動具合など６３項目を調べ、安全性に問題がないことを確認した。
　県建築住宅課によると、県内でシ社が製造したエレベーターは４９基ある。うち貨物用（積載１トン以上）２４基と国の施設にある３基を除く２２基について、県は今月９日、緊急点検するよう所有者に通知している。【松井聡】

６月１４日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060614-00000206-mailo-l18