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2006年06月14日(水) 21時43分

ライブドア再建へ新取締役 旧経営陣への賠償請求検討朝日新聞

 証券取引法違反事件で動揺を続けるライブドアが14日午後、事件後初となる臨時の株主総会を千葉市の幕張メッセで開いた。旧経営陣と決別し、再建を進めるためで、平松庚三執行役員社長や、提携するUSENの宇野康秀社長らを取締役に選任した。また、前社長の堀江貴文被告ら旧経営陣に対し、損害賠償請求などを検討する外部調査委員会の設置も表明した。

臨時株主総会に向かう株主たち=14日午後、千葉市の幕張メッセで

株主総会で発言するライブドアの平松社長。記者室への中継画像から=14日午後

 総会では山崎徳之代表取締役ら取締役3人全員が退任し、新たに代表権を得る平松社長らライブドア幹部3人とUSENの宇野社長ら社外3人の計6人を取締役に選任した。

 ライブドアとUSENは今年3月に提携方針を発表。現在は宇野氏個人がフジテレビから買ったライブドア株の約13%を保有する。今回の役員人事で、ライブドア再建の切り札となるUSENとの経営統合へのプロセスが一歩前進した形だ。

 旧経営陣の責任を追及する外部調査委員会には5人の弁護士が参加。委員長には、破綻(はたん)した旧日本長期信用銀行の内部調査委員会で委員長を務めた川端和治弁護士が就任する。損害賠償の額や請求対象者を検討し、今年末に開催する定時株主総会までに現経営陣に答申する。

 事件を機に株式を手放した個人投資家も多いが、この日の総会への出席権をもつ3月末時点の株主はなお約15万4800人いた。会場では約1万5000席を用意したが、平日の日中ということもあり、出席者は1794人にとどまった。

 質問には約20人が立ち、株主への説明が足りないことなどを責める声も出た。総会は3時間16分で終わったが、議事の進行などに不満をもつ株主らが会場に残り、新経営陣に詰め寄る場面もあった。

http://www.asahi.com/business/update/0614/162.html?ref=rss