2006年06月13日(火) 07時18分
犯罪収益を没収、分配 被害回復、関連法が成立へ（共同通信）
組織犯罪などの収益を国が没収・追徴し、被害者に分配する改正組織犯罪処罰法と被害回復給付金支給法が１３日午後の衆院本会議で全会一致で可決、成立する。両法は参院先議。施行日は別途、政令で定めるが、年内に施行される見通しだ。
改正組織犯罪処罰法は、暴力団などの犯罪組織が、詐欺や窃盗などの犯罪で得た収益に関し、被害者が報復を恐れ民事訴訟で損害賠償請求することが困難な場合などに、刑の一環として裁判所による没収・追徴を認めた。
被害回復給付金支給法は、没収・追徴した収益について、被害者からの申請があれば検察官が受給資格などを審査し、分配できることを定めた。
（共同通信） - 6月13日7時18分更新
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