2006年06月13日(火) 13時02分

シンドラー社エレベーター：県内にも６基　安全確認へ−−一関高専など　／岩手（毎日新聞）

　東京都港区のマンションで事故を起こしたシンドラー社製のエレベーターは、県内に６基あることが分かった。公的施設三つと民間施設に三つ。計６基を県が確認した。県建築住宅課によると、どの施設でもトラブルは報告されていないが、増田寛也知事は１２日の定例会見で「所有者に点検を求め、安全性を確保する」と方針を述べた。
　同社の情報提供を得た国から知らせを受け、県が各施設に確認した。それによると、公的施設は一関高専（一関市）、鷹生ダム（大船渡市）、水沢郵便局（奥州市）。一関高専では０３年に５階建ての専攻科教育棟に設置され、教職員や学生が移動に使っている。８日に使用停止にし、今週中に緊急点検を行う。現在建設中の鷹生ダムのエレベーターは保守点検に使う施設内にあり、ダムの上下約６５メートルを結ぶ。職員や作業員が現在でも使っているほか、完成後には見学者用にも使われる予定。両方とも同社が定期点検を行っている。水沢郵便局では３階建ての局舎で職員らが移動用に使っている。【林哲平】

６月１３日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060613-00000098-mailo-l03