2006年06月11日(日) 12時29分

シ社エレベーター緊急点検　栗東の県営住宅（京都新聞）

５月に住民が閉じ込められる事故のあったシンドラーエレベータ製のエレベーターを点検する作業員（栗東市小平井） 　 　東京都内で男子高校生がシンドラーエレベータ社製のエレベーターに挟まれ死亡した事故を受け、滋賀県は１０日、同社製のエレベーターが設置されている栗東市小平井の県営小平井住宅でエレベーターの緊急点検を行った。同住宅では、５月１６日に住民４人がエレベーターに閉じ込められる事故が起きており、約９０に及ぶ点検項目を同社作業員が確認した。県によると、点検の結果、異常はなかったという。
　県営小平井住宅は２棟あり、シンドラー社製エレベーターを計６基設置している。作業員がボルトの締め具合やかごの動くスピード、モーターや安全装置の作動状況などを１基ずつ点検した。
　５月の事故では、扉部分を開閉するローラーとかごとの接触が原因だった。同社が事故後に修理し、今回の緊急点検で異常はみられなかった。
　１１日には、同社製エレベーターが３基設置されている県営田代ケ池住宅（湖南市）でも緊急点検が行われる。
　点検をした同社大阪支社は「入居者の方にご迷惑をおかけした。安心して使ってもらえるよう、今後も対処していきたい」と話した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060611-00000009-kyt-l25