2006年06月09日(金) 18時01分

シンドラー社エレベーター：県と徳島市が調査開始　／徳島（毎日新聞）

　東京都港区で発生したエレベーター事故を受け、県と徳島市は８日、シンドラー社製エレベーターについて、過去に事故やトラブルがなかったか調査を始めた。国土交通省の指示を受けたもので、同社製のエレベーターの所在地や台数を確認して点検し、トラブルや不具合があったかどうかを同省に報告する。
　県建築開発指導課によると、これまでに民間病院など９カ所で同社製のエレベーター１１基が使用されていることを確認。徳島市も同日、市内にある約２０００基のエレベーターについて調査を開始しており、同社製のものがあるか調べる。
　一方、徳島税務署（同市幸町３）に同社のエレベーターが設置されていることが判明。同税務署は７日から使用を中止し、８日に緊急点検した。これまでにドアが開閉しなかったり、警告音が突然鳴るなどのトラブルがあったとの情報も寄せられていたが、点検の結果、不具合は見つからなかった。
　同税務署は「点検作業の報告書が残っている昨年４月以降では、トラブルはなかった。最終的には国税庁の判断を待って、運転を再開するか決めたい」としている。【小野沢健一】

６月９日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060609-00000282-mailo-l36