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2006年06月09日(金) 00時00分

【広域】 県内では9基トラブル、けが人なし シンドラー社製エレベーター 東京新聞

 東京都港区のマンションで高校生が「シンドラーエレベータ」製のエレベーターに挟まれて死亡した事件を受け、県は8日、同社製のトラブルの状況をまとめた。県内では66基(国の施設を除く)を確認し、このうち9基でトラブルが起きていた。けが人はなかったが、熊野市の物品販売店では2、3年前、作業員が積み降ろし中に閉じ込められたという。

 県建築開発室によると、トラブルが発生したのは松阪市の商店、工場、個人ビル、桑名市の事業所(2基)、伊賀市の上野図書館、鈴鹿市の白子郵便局、いなべ市の事業所、熊野市の物品販売店。ボタンを押していないのに作動したり、荷物を積んだ時に沈んで段差が生じたりしたほか、ドアの開閉不良があった。2日にドアが閉まらなくなった上野図書館は、6日午後から使用を取りやめ、業者に緊急点検を依頼した。

 66基の内訳は、乗用エレベーター19基、荷物用41基、人荷用5基、寝台用1基。公共施設で3基、民間施設で63基が使われていた。東京の事件と同じ機種はなかった。

 トラブルはなかったが、伊勢市は小俣中学校の障害児用エレベーターの使用を中止し、厚生小学校の給食用の人の乗り降りを禁止した。桑名市は民間の4施設に、安全管理の徹底と事故の未然防止を努めるよう注意喚起の文書を送った。

 また、県の施設の129基すべてでシンドラー社製はなかったが、過去1年に県庁や県総合文化センターなどの別メーカーの8基でトラブルがあった。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/mie/20060609/lcl_____mie_____001.shtml