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ほかに捜索したのは、保守点検を請け負っていた「エス・イー・シーエレベーター」の本社(台東区)と支社(港区)、「日本電力サービス」(多摩市)。同課などは、日常生活に密着したエレベーターの死亡事故という重大性から、事故後五日目という早い段階で強制捜査に踏み切った。
ドアが閉じなければ昇降しないようにする安全装置が正常に作動せずに事故が起きており、同課などは、昇降などをコントロールする制御盤の誤作動や、ブレーキ系統に不具合があった可能性があるとみて、事故機の設計資料やトラブルの報告書、点検記録などを押収。安全管理の実態や事故原因の解明を進める。
事故は三日夜に発生。市川さんが十二階で自転車にまたがって後ろ向きにエレベーターを降りようとしたところ、ドアが全開状態のまま上昇。エレベーターの床と乗り場外枠の天井に挟まれ死亡した。
事故機は、シ社製の二十八人乗りで一九九八年から稼働。保守管理は二〇〇四年度までシ社、〇五年度は日本電力サービス、今年四月からはエス社が請け負っていた。
公社によると、同マンションでは過去三年間に事故機と同型機の二基のエレベーターで、運転中の振動や緊急停止、閉じ込めなど数十件の不具合が発覚。だが、公社は相次ぐトラブルを認識しながら、抜本的な対策を怠っていたという。
捜査一課は七日、事故以来初めて事故機の主電源を入れて現場検証を実施。昇降実験や制御システムの分析、部品の分解などを進めて、誤作動の原因を調べる。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060608/mng_____sya_____009.shtml