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2006年06月08日(木) 17時07分

閉じ込め事故 七隈線ほかに2件 エレベーター 久留米の科学館も 1—3階昇降繰り返す西日本新聞

 東京の男子高校生が挟まれ死亡した「シンドラーエレベータ」社製のエレベーターがある福岡市営地下鉄七隈線の福大前駅(福岡市城南区)と梅林駅(同)で昨年、乗客がエレベーターに閉じ込められる事故が2件起きていたことが8日、新たに分かった。七隈線では昨年12月、梅林駅で4人が約40分閉じ込められる事故が既に発覚している。

 市交通局によると、昨年2月25日午後3時半ごろ、福大前駅のホームからコンコースに上るエレベーターに女性が1人で乗り込んだところ、扉が閉まった直後に動かなくなった。隣接する梅林駅で保守点検していたシンドラー社員が駆けつけ約9分後に扉を開け救出した。

 また、昨年9月23日午後8時半ごろ、梅林駅のコンコースから地上に上昇するエレベーターに女性2人が乗った際、途中で停止した。同社員が約50分後に扉を開けた。

 一方、福岡県久留米市では2003年5月、県青少年科学館内のシンドラー社製のエレベーターに乗っていた4人が約20分間、閉じ込められ、その間にエレベーターが1—3階を上下し続ける事故が起きた。

 宮崎市の宮崎県工業技術センターでも、同社製のエレベーターのドアが開かなくなり、職員が閉じ込められるトラブルが01年2月に発生。同センターによると、開閉に使うベルトが外れたことが原因という。

 福岡市中央区の福岡中央公共職業安定所の同社製のエレベーターでは1995年夏、職員が1階から乗ろうとした際、ドアが閉まって5階まで急上昇し、さらに地下1階まで急降下した。修理した同社は「エレベーターの重りが外れ、留め金のビスも外れたことが原因」と説明。99年にも、2階と3階の中間でエレベーターが停止する異常動作があった。

=2006/06/08付 西日本新聞夕刊=
(西日本新聞) - 6月8日17時7分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060608-00000057-nnp-kyu