2006年06月08日(木) 11時01分

東京・芝のエレベーター事故死：シ社製、県内に４３基以上　伊賀ではトラブル　／三重（毎日新聞）

　◇伊賀の図書館ではトラブル−−事故受け、県が調査
　東京都港区のマンションのエレベーターに男子高校生が挟まれ死亡した事故を受け、県は７日、事故を起こした「シンドラーエレベータ」製のエレベーターが、県内に４３基以上設置されていることを明らかにした。
　県建築開発室によると、県や県内の市町、民間施設に設置されたエレベーター数は４０００基以上ある。このうち、これまでの調査でシンドラー社製は、伊賀市丸之内の市立上野図書館や民間施設などに計４３基設置されていた。同図書館ではドアがしばらく閉まらなくなるなどのトラブルが数件あったため、使用を禁止し、緊急点検を依頼した。
　県庁や各地域の県総合庁舎、県立学校には同社製エレベーターは設置されていなかった。
　これまでの調査には、特定行政庁の桑名、四日市、鈴鹿、津、松阪市の５市分が含まれていないため、同室では５市に対し、エレベーターの設置数やトラブルの有無などについての調査と結果報告を依頼。同室は「同社製エレベーター数は、４３基のほかに５市で２０基程度あるのではないか」と話している。【田中功一】
〔三重版〕

６月８日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060608-00000009-mailo-l24