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2006年06月08日(木) 10時07分

九州 各自治体が緊急点検 長崎・大村署でも扉故障西日本新聞

 東京都内のマンションで男子高校生がシンドラーエレベータ社製のエレベーターに挟まれ死亡した事故に関連し、福岡市営地下鉄の駅で、同社製エレベーターの故障で利用客が閉じ込められる事故が発生していたことが7日、新たに分かった。各地の自治体は同社製エレベーターの設置場所を確認するとともに、緊急点検に乗りだした。

 福岡市によると、昨年12月22日、市営地下鉄七隈線梅林駅で男女4人が地下コンコースから地上に出ようとエレベーターに乗ったところ、扉が閉まった直後に動かなくなり、約40分後に消防に救出された。けがはなかった。福岡市は7日から、七隈線の6駅にある13基の同社製エレベーターを対象に、正常に作動するかどうかの確認を始めた。

 長崎県では、県警大村署で5月2日、同社製エレベーターのドアが5階で閉まらなくなっていたことが判明した。速度調整部品の故障が原因とみられる。

 九州7県は7日までに、県営住宅などの県有施設に同社製エレベーターが計61基あることを確認した。福岡23、長崎33、大分3、宮崎2で、熊本と鹿児島はゼロ。佐賀は調査中。

 民間施設では福岡県369基、福岡市約170基、北九州市100基、熊本市36基、宮崎市4基などとなっている。
国土交通省によると、東京の事故現場と同じエレベーターが全国に11基あり、九州では福岡市内の郵便局と家具店が含まれている。

 沖縄県でも、沖縄都市モノレールの駅で、同社製エレベーターに乗客が閉じ込められるトラブルが3回起きていた。

 =2006/06/08付 西日本新聞朝刊=
(西日本新聞) - 6月8日10時7分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060608-00000048-nnp-kyu