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2006年06月08日(木) 00時00分

「閉じこめ」関西でも25件 シンドラー社製過去3年で朝日新聞

 シンドラー社製のエレベーターをめぐり、関西で過去3年間に、中に人が閉じこめられたトラブルが25件報告されていたことが、朝日新聞の調査でわかった。このうち、大阪市営住宅が17件を占める。

 朝日新聞が都道府県や市、公共施設などに問い合わせたところ、関西での閉じこめられた報告例は、大阪市のほか、京都府で6件、滋賀、兵庫両県でそれぞれ1件。

 大阪市は7日、この17件に、扉に小石が挟まるなど軽微な不具合を合わせた167件を確認したと発表した。大阪市の担当者は「市営住宅のエレベーターを管理している業者に過去のトラブル事例の報告を求めている。今後、緊急に再点検を指示し、6月中に結果を報告してもらう」と話している。

 こうした軽微な不具合に、閉じこめられたトラブルなどを合わせると、関西では200件近くなる。

 京都市南区の府民総合交流プラザでも3月24日午前9時ごろ、男性1人を乗せた東館のエレベーターが1階から3階に上がったところで、ドアが開かなくなった。プラザの職員は「事故の原因がわからないのは不安だ。早く突き止めてもらい、お客様の不安をふっしょくしてほしい」と話した。

 こうした報告例とは別に、兵庫県西宮市の市営住宅で8年前、シンドラー社製のエレベーターについて、「小学生を乗せたまま急降下した」と届け出があったことも判明した。

 市住宅保全グループによると、98年6月ごろ、市営西宮浜4丁目団地で、小学6年の女児が14階から乗ったエレベーターが「7階付近から3階付近まで急降下した」と自治会が市に届けた。女児にけがはなかったが、シンドラー社が点検したという。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200606070072.html