2006年06月08日(木) 03時00分

シンドラー社を捜索　エレベーター事故で警視庁（共同通信）

　「シンドラーエレベータ」の家宅捜索に入る警視庁の捜査員＝７日午後５時１２分、東京都江東区 　 　東京都の港区住宅公社マンションで高校２年市川大輔さん（１６）がエレベーターに挟まれ死亡した事故で、警視庁捜査１課は７日、業務上過失致死容疑で製造元の「シンドラーエレベータ」（東京都江東区）や同公社、港区役所など計６カ所を一斉に家宅捜索した。
　捜査１課は日常生活に利用されるエレベーターの死亡事故という特異性と重大性を考慮し、発生から５日目の早い段階で強制捜査に踏み切った。
　事故があったエレベーターと隣の同型機は、過去３年間に少なくとも４１件の故障やトラブルが多発しており、捜査１課は業務日報や修理報告書など関係書類を押収して証拠保全を図り、事故原因の解明を進める。
　４日から続けている現場検証の結果などから捜査１課は、制御盤のコンピューターソフトのほか、安全装置やブレーキなど複合的な故障が事故を招いた可能性があるとみて詳しく調べている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060607-00000274-kyodo-soci