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2006年06月07日(水) 09時41分

<エレベーター事故>製造会社、説明会出席を拒否 住民怒る毎日新聞

 高校生が死亡した東京都港区のマンションのエレベーター事故で、製造会社「シンドラーエレベータ」(江東区)が、住民らへの説明を拒んだまま沈黙を続け、批判が高まっている。3日の事故発生以来、住民説明会は数回開かれたが、武井雅昭・港区長からの出席要請を断り、6日までに社員は一度も姿を見せていない。「捜査への影響」が理由というが、住民からは「企業としての姿勢を疑う」との怒りの声が出ている。
 マンションを所有する港区によると、5日夜に開かれたマンション住民への説明会には、武井区長らのほか保守点検を請け負っている「エス・イー・シーエレベーター」(台東区)の社員も出席。住民の要望を受け、区長はシンドラー社にも出席を求めていたが「捜査に影響を及ぼすと判断した」として拒否された。
 6日には、横浜市の東京工業大学の施設でもシンドラー社製エレベーターが多くのトラブルを起こしていたことが判明。問題は広がりを見せ始めているが、この日夜の住民説明会にも、社員の姿はなかった。
 マンションに住む30代の男性は「メーカーの姿勢として論外で、全く信用できない。事故機以外のエレベーターも怖くて乗れない状況なのに、説明に来ないなんて。利用者を軽んじているとしか思えない」と怒りをあらわにする。また40代の男性は「早くエレベーターを他社製に交換してほしい」と話す。シンドラー社は、毎日新聞の取材に対しても「捜査に支障が出ないよう、すべてのコメントを控える」としか答えていない。
 民間信用調査機関によると、シンドラー社は1954年6月設立。85年、世界第2位の昇降機メーカー「シンドラー・ホールディング」(スイス)と業務提携した。【宮川裕章、鈴木泰広】
(毎日新聞) - 6月7日9時41分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060607-00000009-mai-soci