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2006年06月06日(火) 08時03分

死亡事故と同じ会社のエレベーター、トラブル多発朝日新聞

 都立高校2年の男子生徒(16)が東京都港区の公共住宅のエレベーターに挟まれ死亡した事故で、同じ製造元のエレベーターが異常な動きをするトラブルが東京工業大すずかけ台キャンパス(横浜市緑区)でも頻発していたことが分かった。大学側は「事故が起きないという保証はなく不安だ」と、製造元のシンドラーエレベータ(東京都江東区)に原因究明を申し入れた。

 不具合が起きているのは、同キャンパスに昨年6月に完成した20階建ての「総合研究棟J2」のエレベーター3基。保守管理もシンドラー社が請け負っている。

 東工大によると、使い始めた昨年8月以降、(1)内部に人が閉じこめられる(2)扉が外れる(3)停止時に床との段差が生じる(4)停止するはずの階を通過する(5)異常音がする——などのトラブルが10カ月間で14件起きた。その多くが港区の公共住宅の不具合と酷似しているという。

 学生らが情報交換しているインターネット上の会員制交流サイトで、事故後に書き込みが急増した。4年の男子学生(23)は「扉が閉まりきらずに上昇したことがあった。製造会社名を覚えていたので、死亡事故のニュースに恐ろしくなった」と話していた。

    ◇

 〈シンドラーエレベータ社の話〉 いずれかの段階で記者会見を開いて対応したい。

http://www.asahi.com/national/update/0606/TKY200606050530.html