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2006年06月06日(火) 00時29分

松本被告側が特別抗告 オウム真理教事件共同通信

 オウム真理教松本智津夫被告(51)=1審死刑、教祖名麻原彰晃=の弁護側は5日、控訴棄却決定に対する異議を棄却した5月29日の東京高裁決定(白木勇裁判長)を不服として、最高裁に特別抗告した。
 裁判の打ち切り阻止を目指す弁護側に残された最後の手続きで、退けられた場合、松本被告の死刑が確定する。
 弁護側は特別抗告申立書で「東京高裁は慎重に審理する義務があるのに、控訴趣意書の提出を待たず、形ばかりの精神鑑定で松本被告に『訴訟能力あり』と決め付け、裁判打ち切りの結論を出した。裁判を受ける権利や適正手続きを定めた憲法に違反する」と主張している。
 特別抗告は憲法違反や最高裁の判例違反などに理由が限定され、1996年から昨年までの10年間に認められたのは、2689件中6件にとどまっている。
 ただ1審で死刑を言い渡され、自ら控訴を取り下げた被告側の特別抗告で、最高裁は95年「『助かる見込みがない』との精神的苦痛から逃れるためだった」として、取り下げを有効とした東京高裁決定を取り消したことがある。
 松本被告の控訴審は3月27日、東京高裁(須田賢裁判長)が弁護側の控訴趣意書不提出を理由に、控訴棄却を決定。白木裁判長もこの判断を支持した。
(共同通信) - 6月6日0時29分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060606-00000002-kyodo-soci