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2006年06月05日(月) 00時00分

故障・トラブル3年間41件…死亡事故のエレベーターZAKZAK

 東京都港区芝1丁目の港区住宅公社マンションで、高校2年の男子生徒(16)がエレベーターに挟まれ死亡した事故で、マンションのエレベーターでは過去3年間に少なくとも41件の故障やトラブルが発生していたことが5日、同公社の調査で分かった。

 同公社はこれまで19件としていたが、2003年4月以降について詳しく調査し、新たに判明した。引き続き調査しており、さらに件数が増える可能性もあるという。

 住宅公社などによると、エレベーターは1997年「シンドラーエレベータ」(本部スイス・日本本社は東京都台東区)が製造。事故があった5号機と隣の4号機で、異音や振動、ロープがねじれるなどの故障やトラブルが多発していた。

 警視庁捜査一課と三田署は5日午後、専門家の立ち会いによる現場検証を実施、事故原因の解明を進める。

 一方、生徒が通っていた都立小山台高校(東京都品川区)は5日午前、高橋ヨシ子校長が全校集会で事故を報告。涙ぐむ生徒の姿もあったという。

ZAKZAK 2006/06/05

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_06/t2006060535.html