2006年06月05日(月) 03時10分

事件直後の捜索に参加「豪憲君、見てもいない」（読売新聞）

　米山豪憲君が行方不明になった５月１７日の午後８時半ごろ、畠山容疑者は、能代市の実家から母親が運転する車で自宅に戻り、豪憲君の捜索に加わっていた。

　ふだんは自分で運転するが、近所の主婦は、畠山容疑者が「興奮していたため母親が運転してきた」と話すのを聞いた。しきりに携帯電話をかけ、落ち着かない様子だったという。

　捜索を終えると、住民の会話に加わり、「今日は午後４時ごろまで家にいたけど、変な音も聞いていないし、豪憲君を見てもいない」と語った。ある女性は「最近あまり家にいないはずなのに、いたというので驚いた」と明かす。

　翌１８日朝は一人で近くの藤琴川の橋の上にいるのを近所の女性が見つけた。「じっとしていられなくて」と青白い顔をして川面をのぞき込んでいたという。藤琴川は、彩香さんが水死した川であり、豪憲君の遺体が見つかった草むら脇を流れる米代川に流れ込んでいる。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe6300/news/20060605i101.htm