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2006年06月04日(日) 10時17分

エレベーター事故 床とホール天井に挟まれ高2死亡 東京毎日新聞

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挟まれて死亡者が出たマンションのエレベーター=東京都港区芝で3日午後10時9分、平田明浩写す    3日午後7時半ごろ、東京都港区芝1のマンション「シティハイツ竹芝」12階で、少年がエレベーターの床の部分とエレベーターホールの天井の間に挟まれたと119番通報があった。少年は約50分後に救急隊員に救助され、病院に搬送されたが、全身圧迫と頭部骨折で間もなく死亡した。警視庁捜査1課と三田署はエレベーターの不具合が放置されていた可能性もあるとみて、業務上過失致死容疑で捜査を始めた。
 死亡したのは同住宅12階に住む都立高2年、市川大輔(ひろすけ)さん(16)。同課の調べでは、市川さんは自転車を引きながら後ろ向きでエレベーターから降りようとしたところ、エレベーターの扉に挟まれた。そのままエレベーターは上昇し始め、救急隊員が駆けつけたときは、市川さんは、うつぶせで上半身だけエレベーターの箱の中に入れた状態で体を挟まれていたという。同課は、市川さんが挟まれた後、エレベーターの扉が開かないまま動き出した原因を調べている。【三木陽介】
 ◇シンドラーエレベーターが製造
 エレベーターを製造したのは「シンドラーエレベーター」(東京都江東区)。同社のホームページは「スイスのエビコンに本部を構える。1874年の創設以来、エレベーター、エスカレーター、動く歩道など昇降機を製造・販売し、エスカレーターと動く歩道では世界1位、エレベーターでは世界2位の規模を誇っている」としている。
 また、「シンドラーエレベーターは、シンドラーグループのメンバーとして91年に誕生。高度な技術力と洗練されたデザインで、日本においても信頼と実績の歴史を積み重ねています」などと記されている。
 ◇11〜23階が区民向け住宅
 港区によると、事故があったマンションは地下2階、地上23階建て。このうち区民向け住宅「シティハイツ竹芝」は11〜23階の計90戸で、98年4月に入居を開始している。
(毎日新聞) - 6月4日10時17分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060604-00000000-maip-soci