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2006年06月04日(日) 01時24分

<エレベーター事故>床と入り口天井に挟まれ高2死亡 東京毎日新聞

 3日午後7時半ごろ、東京都港区芝1のマンション「シティハイツ竹芝」12階で、少年が、エレベーターの床の部分とエレベーター入り口の天井の間に挟まれたと119番通報があった。少年は約40分後に救急隊員に救助されたが、全身打撲と頭部骨折で間もなく死亡した。警視庁捜査1課と三田署はエレベーターの欠陥が放置されていた疑いがあるとみて、業務上過失致死容疑で捜査を始めた。
 死亡したのは同マンション12階に住む都立高2年、市川大輔(ひろすけ)君(16)。同課の調べでは、市川君は自転車を引きながら後ろ向きでエレベーターから降りようとしたところ、突然、エレベーターが扉を開けたまま上昇した。救急隊員が駆けつけたときは、市川君はうつぶせで上半身だけエレベーターの箱の中に入れた状態で体を挟まれていたという。
 市川君は、同マンションの13階に住む女性(57)と一緒に1階からエレベーターに乗った。事故当時もエレベーターにいたのは市川君と女性だけで、女性がエレベーター内の非常ボタンを押して同マンションの防災センターに事故を通報。防災センターの職員が119番通報した。女性にけがはなく、「少年が降りようとしたとき、突然、エレベーターが上に移動した」と話しているという。市川君は、高校の野球部の部活動からの帰りだった。
 事故のあったエレベーターは、観音開きタイプで28人乗り。同マンションにはエレベーターが5基あり、製造元は「シンドラーエレベータ」(東京都江東区)。住民によると、エレベーターは数カ月前から突然止まるなどのトラブルがあったという。保守・点検は今年4月から「エス・イー・シーエレベーター」(台東区)が請け負っていた。
 同社の担当者は「あってはならないこと。命を亡くされたことを厳粛に受け止めている。契約上、月に2回点検することになっており、先月も点検をした。4月に保守を請け負ってから、トラブルがあったと聞いたことはない」と話している。
 港区によると、事故があったシティハイツ竹芝は地下2階、地上23階建て。このうち9〜23階が区民向け住宅「シティハイツ竹芝」で、計90戸。98年4月に入居を開始している。
(毎日新聞) - 6月4日1時24分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060603-00000088-mai-soci