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2006年06月01日(木) 21時45分

<駐車違反取り締まり>携帯端末の不具合、9都道府県で毎日新聞

 民間の駐車監視員による取り締まりを盛り込んだ改正道路交通法が施行された1日、携帯端末が作動しないなどの機器の不具合は北海道、東京、愛知、京都、大分など9都道府県で発生した。「初日からこれでは」と頭を抱える監視員の姿もあった。一方、主要道路の違法駐車は激減するところが多かったが、フロントガラスに連絡先を書いたカードを置いて摘発を避けようとする運送業者もいた。
 警察庁によると、9都道府県で携帯端末が作動しないなどの不具合が起きたが、いずれも午後には復旧した。しかし、北海道、愛知、大分では午前中は取り締まりができなかった。茨城、福井ではパスワードを間違えるなどのミスで一時作動しないトラブルもあった。
 「放置車両の確認で即摘発」という厳しい今回の法改正が知られているためか、主要道路では通常に比べて駐車車両の数が激減した。東京23区の主要道路では、昨年のこの日と比較して渋滞の長さが1割近く短くなった。東京・亀戸などの取り締まりを委託された財団法人「東京都交通局協力会」は「日中活動して、3件しか違反を確認できなかった。取り締まろうとすると、ドライバーが駆けつけたりしてきた」とやや拍子抜けした様子。池袋駅東口もこの日の違法駐車はまばら。板橋区の建設会社経営の男性(51)は「仕事で10時間以上駐車することもあったが、さすがに駐車場を利用した。不便だが、渋滞も減るので良いことだ」と話した。
 横浜市中区の運送業者(41)は、「配達中のためご迷惑をかけます」と、携帯電話番号や名前を書いたカードをフロントガラスに置いた。「車を離れてすぐ違反になったら、仕事が出来ない」と不満気だ。一方、中華街の駐車場の誘導員は「15分ぐらいの短時間利用者が増えた」とほくほく顔。静岡市の青果店主(63)は「近所の配達は台車や自転車にした。お客さんには、肉屋と魚屋と金を出し合い駐車場の30分間無料券を配る」とため息をついていた。
(毎日新聞) - 6月1日21時45分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060601-00000132-mai-soci