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2006年06月01日(木) 14時47分

シニアネット仙台が活動10年誌 豊齢社会への歩み凝縮河北新報

 NPO法人「シニアのための市民ネットワーク仙台」(シニアネット仙台、大内秀明理事長)が10周年記念誌「10年のあゆみ」をまとめた。意欲ある高齢者が経験と知識を生かし、活動の輪を広げてきた歩みをたどる。高齢社会の課題や在り方を示しながら、将来像を見据えた貴重な記録にもなっている。

 記念誌づくりは昨年6月、10周年記念事業としてスタート。4人の編集委員を中心に1年がかりでまとめた。初代の会長を務めた出村和子・元弘前学院大教授(74)や歴代の事務局長ら、活動を支えた四十数人が寄稿。試行錯誤の末、社会貢献などの活動が成果を挙げ、自信を深めていく軌跡が伝わる。会を離れた人や独立したグループも古巣の節目を祝った。

 編集委員長の小松一雄副理事長(71)は「弱者と見られがちだったシニアの経験や知恵、パワーが活動を通じて社会に認められた歳月だったと思う。活躍が期待される団塊世代にも、記念誌が一つの道しるべになればうれしい」と語った。

 事務局は10年間で2度引っ越した。その間に散逸した資料も多く、関係者の記憶を頼りにまとめた編集の苦労もあったという。亡くなった人や療養などで執筆をあきらめた人もいた。「シニアにとっての10年は決して短くないと強く感じた。それだけに、続けることの意義は大きいと思う」と小松副理事長。

 シニアネット仙台は、河北新報夕刊の連載キャンペーン「夕陽は沈まない—豊齢社会の構築」をきっかけに1995年8月に産声を上げた。99年にはNPO法人格を取得。現在の会員は約400人に上る。

 シニアネット仙台の合言葉は「行くところがある・会う人がいる・することがある」。青葉区一番町2丁目の「サロンわい・わい一番町」を集いの場に、会員が興味や関心に応じてパソコン・英会話教室、マージャン愛好会、病院ボランティアなど多彩なグループ活動を展開している。

 記念誌は113ページ。700部印刷し、希望者に1000円(税込み)で頒布する。連絡先はシニアネット仙台022(266)5650。
(河北新報) - 6月1日14時47分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060601-00000014-khk-toh