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2006年06月01日(木) 03時13分

<リフォーム詐欺>埼玉の老姉妹被害で元営業マンを送検へ毎日新聞

 埼玉県富士見市に住む認知症の老姉妹が全財産を失った訪問リフォーム問題で、埼玉県警生活環境2課と東入間署は、姉妹と約2500万円以上の契約を結んだ住宅リフォーム会社の元営業マンの男を、特定商取引法違反(書面不備)の疑いで、近く、さいたま地検に書類送検する。姉妹をめぐるリフォーム契約での摘発は初めて。
 調べでは、元営業マンは03年9月下旬、姉妹方を訪れ、断熱材の引き取り工事を約6万円で請け負った際、一定期間であれば契約解除できるクーリングオフなどの条項を記した契約書を交付しなかった疑い。
 同社は姉妹とリフォーム契約を交わした19業者のうち、最も高額の約2590万円分の工事を受注。営業マンは同社に在籍していた8カ月間に、姉妹と約1700万円の契約を結び、同社を退職した後も別会社の名義で計170万円の契約を交わした。埼玉県は昨年10月、姉妹方の工事をめぐり、「判断力不足に乗じて契約を締結した」として、特商法に基づき同社に改善指示処分を出している。
 毎日新聞が昨年5月、姉妹の問題を報道して以降、悪質リフォームは社会問題に発展した。姉妹はリフォーム業者とシロアリ駆除や床下調湿など約5200万円分の工事を契約。後日、一部は返還されたものの一時は貯蓄約4400万円を使い果たし、自宅を競売にかけられた。【酒井祥宏、村上尊一、弘田恭子】
(毎日新聞) - 6月1日3時13分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060601-00000018-mai-soci