2006年05月31日(水) 00時00分

「国民健康保険庁」名乗り、不審な督促状（朝日新聞）

　　実在しない「国民健康保険庁」を名乗った不審な督促状が送られてきたと、八代市の女性（７５）が３０日、市国保年金課に届け出た。同課は、厚生労働省や県から架空請求の注意が促されていることを女性に伝え、八代署に通報した。

　　女性によると、督促状は２９日に郵送された。二つ折りのはがきを使い、「国民健康保険負担割合変更のお知らせ」とし、記載の電話番号に連絡するよう要求。６月１６日までに連絡がない場合、「現在お持ちの保険証が使用停止となります」などと記している。

　　同課には３０日、電話でも同様の問い合わせが１件寄せられたという。

　　熊本市でも同様の督促状があり、２９日に市国民健康保険課に電話で６件の相談があった。「実在しない機関からの郵便で不審だ」という指摘や内容に関する問い合わせだったという。同課は、文書に記載された電話番号への連絡や金銭の振り込みを行わないよう呼び掛けている。

http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000000605310002