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2006年05月31日(水) 00時00分

中央青山新理事長、問題会計士には退職勧告ZAKZAK

 中央青山監査法人の新理事長に就任した片山英木氏は、今夏にも全社員を対象に監査能力や倫理意識を厳しくチェックし、問題があると判断した社員には退職を勧奨する制度を導入すると明らかにした。同理事長は「監査先企業に信頼回復の成果を目に見える形で示さなければならない」と強調した。

 カネボウの粉飾決算事件では会計士の不正行為を組織として見抜けなかったことも問題となっており、片山理事長は審査体制の強化について、「監査担当者とは別部門から審査員を選ぶほか、審査員の選任も専門部署で厳正な基準で実施する」と説明。6月上旬に金融庁に提出する業務改善計画にこうした改革策を盛り込む方針だ。

 一方、懸念される顧客離れについては「上場している監査先(約800社)の10−15%とみている」と話した。提携先の米大手会計事務所プライスウォーターハウス・クーパース(PwC)が設立する新たな監査法人については「PwCの顧客である海外企業の日本での監査が主な業務」とする一方、国内企業の一部について、「新法人との共同監査になる可能性がある」との見方を示した。

ZAKZAK 2006/05/31

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_05/t2006053118.html