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2006年05月31日(水) 00時00分

ヤフオク、本物メールに「目印」…フィッシング対策ZAKZAK

 京都府警が30日、摘発したフィッシング詐欺団が利用したネット競売サイト「ヤフーオークション」は、偽装メールを区別するため本物のメールに「目印」を組み込むなど、詐欺対策に取り組んでいる。

 同サイトは会員数約620万人、2005年度の取り扱い総額は約6600億円の国内最大規模の競売サイト。

 ヤフーによると、会員の身元確認を厳密化した2004年ごろから、フィッシングの被害が増えた。広報の担当者は「詐欺犯がIDを取得できなくなり、盗み始めたのではないか」とみる。

 フィッシングの被害件数は2年前は月1、2件程度だったが、最近は十数件に上る。ヤフーは詐欺被害などの被害者に規約で一部弁済しており、昨年は約10億円を補償したという。

 今回の事件では同サイトからの通知に似せた偽造メールが使われた。ヤフーは対策として4月から本物のメールに特殊なプログラムで作った目印を添付した。ホームページ(HP)には被害の実例を掲載して利用者の啓発に努めている。

 ネット犯罪対策の専門家は「フィッシングは、被害を受けた企業では対策が進んでいるが、一般にはあまり知られていない。事件をきっかけにもっと注意してもらいたい」と話している。

ZAKZAK 2006/05/31

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_05/t2006053126.html